初の野菜、初の食べ方 ハコのキッチン とちぎ野菜プレート
2022年1月9日
材木町通りの西側。民家風のシェアスペースに、店主の川村葉子(かわむらようこ)さん(48)が曜日限定で開店する。「野菜ソムリエプロ ハコの店」をうたい、「野菜の魅力を伝えたい」とハコさんこと川村さん。一推しはずばり「とちぎ野菜プレート」(1200円)だ。
有機や自然栽培を優先し、旬の県産野菜を使う。訪ねた日は、サラダとブロッコリーのポタージュに続き、インゲンマメのソースで味わうハクサイとニンジンのオーブン焼きをメインに据えた皿が登場。皿にはほかに、ハヤトウリのヤーコンあえ、ネギのだし煮、しょうゆ煎餅に付けて食べるニホンカボチャのペーストなどなど。耳にしたことのない野菜、食べたことのない食べ方…。食前のメニュー説明にまず聴き入ってしまう。
この日、中でも印象的だったのはメインのオーブン焼きだ。ボリュームがあって、焼き目のせいか肉でも食べたような感覚で大満足。マメご飯とみそ汁もおいしくいただきました。正月の食べ過ぎで疲れた胃にこそ、勧めたい。
郷土料理を大切に思い、しもつかれアレンジ料理家としても活動するハコさん。しもつかれを、とちぎ野菜プレートの一品として常に出しているほか、初午(はつうま)に合わせ、2月初旬にはアレンジメニューの提供も予定する。