猫中心に日本画63点 水戸で「茨展」 22日まで 茨城
茨城新聞
2025年5月18日

茨城県内初の美術団体として活動してきた茨城美術会(大坪由明会長)の「第77回茨展」が、同県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で開かれている。猫を共通テーマに描いたものなど、優美で柔らかな色彩の日本画63点が並ぶ。同展は22日まで。
同会は近代日本画の巨匠、横山大観の精神を継ごうと1947年に結成された。院展や県展で活躍する作家をはじめ、29人が所属している。
今回初の試みとして、共通の題材で描いた作品を集めた。初回のテーマは「猫」。昼寝したり、毛糸で遊んだり、植物の隣に座ったりと、さまざまな場面、種類の猫を捉えた作品が集まる。ほかに、植物や風景、人物を描いた作品もある。
大坪会長は「同じテーマの作品をそろえたら面白い展示になった。猫が好きな人は足を運んでほしい」と呼びかけた。
午前9時~午後5時(最終日は同3時半)。