栃木県那須塩原市の特産野菜「生で食べても美味しい」 高地で育つ「塩原かぶ」収穫期

下野新聞
2025年5月18日

栃木県那須塩原市塩原地区で、特産品「塩原かぶ」の収穫・出荷作業がピークを迎えている。

塩原かぶは標高600m前後の高地で栽培される高原野菜で、昼夜の寒暖差により甘みを蓄え、きめが細かくやわらかなみずみずしい食感が特徴。今年は塩原そ菜生産出荷組合の農家8軒が163aで生産する。

組合長の那須塩原市中塩原、農業君島孝男さん(72)の畑では16日、日の出前の午前3時半から収穫作業が行われた。君島さんら3人が慣れた手つきでカブを引き抜き、作業場で仕分けや洗浄などを手際よく進めた。今年は例年並みの作柄で、出荷は6月上旬ごろまで続くという。

君島さんは「みずみずしくおいしいカブがたくさんできたので食べてほしい。サラダや漬物など生で食べても、煮ても炒めてもおいしい」と笑顔だった。

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