栃木県生まれの那須野紅茶 新茶の摘み取り「味は濃いめで香りも…」今年の出来に自信

下野新聞
2025年5月15日

栃木県那珂川町矢又の大金茶園で13日、新茶の摘み取りが始まった。作業には十数人の地域住民らも加わり、段々畑一面に広がる青々とした新芽を丁寧に手摘みした。

約40aの茶園は那須烏山市大桶の烏山製茶工場が管理し、和紅茶用の「やぶきた」を無農薬で栽培している。

烏山製茶工場の清水和行代表(53)によると、今年は新芽が芽吹く4月中旬に霜害がなく、適度な雨量があったことなどで順調に成長。例年より多く収量が見込めるという。

茶葉は発酵や熟成を経て、那須烏山市のブランド認証品「那須野紅茶」として烏山製茶工場などで秋ごろからの販売を目指す。今年の出来について清水代表は「味は濃いめで香りも良い」と期待感をにじませた。

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