いちごの摘み取り体験を真夏にも 栃木・那須烏山に室内栽培の「いちごの学校」オープン

下野新聞
2024年5月12日

人工光を使い室内で栽培したイチゴの摘み取り体験ができる栃木県那須烏山市向田の植物工場「いちごの学校」が11日、“開校”する。

同工場は水と液体肥料(培養液)で育てる水耕栽培を見学でき、栽培されたイチゴを摘み取れる。千葉大内で植物工場研究を行う「ハンモ」と市観光協会が旧向田小校舎で昨年開いた。

今季のオープンを目前に控えた9日、同校3階の教室では、種子繁殖型品種「よつぼし」の真っ赤に色づいた果実が人工光に照らされて輝き、同社の嶋村茂治社長(52)が生育状況を確かめた。

嶋村社長は「完熟まで育ったイチゴが味わえる。9月ごろに『とちひめ』を出せると思うので楽しみにしてほしい」と話した。

摘み取り体験ができるのは11月末までの毎週土、日曜で、いちごの学校ホームページからの事前予約が必要。入場料は大人1100円、子ども550円で、1人3粒のイチゴを摘み取れる。

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