「とちあいか」赤く丸く甘く 真岡 Xマス控え収穫最盛期

下野新聞
2022年12月20日

クリスマスシーズンを迎え、県内のイチゴ農家で本県オリジナルの新品種「とちあいか」などの収穫が最盛期を迎えている。

「とちおとめ」に代わる次世代エースとして期待が高いとちあいかは、今季で出荷4シーズン目を迎えた。

真岡市大根田、農業上野圭太郎(うえのけいたろう)さん(42)方では、ハウス30棟計1・1ヘクタールでとちあいかを栽培する。収量の多さや病気の強さから昨年、とちおとめから切り替えたという。

19日は早朝から上野さんや両親らで、赤く丸く育った果実を丁寧に摘み取った。この時季は1日数百キロを収穫。自宅でパック詰めをした後、農協を通じて首都圏市場に出荷される。

上野さんは「とちあいかは味、形が良くて作りやすく、これ以上ないイチゴ。ぜひ栃木のおいしいイチゴを食べてほしい」と話した。