待望の“秋の味覚”大粒な栗がどっさりと 栃木県那須烏山市の栗園で収穫→道の駅などで販売

下野新聞
2024年9月16日

栃木県那須烏山市中山の「那須栗園」でクリの収穫が最盛期を迎えている。

那須栗園は約5haの急傾斜地で8品種1000本以上を栽培する。現在は大粒で渋皮がむきやすい「ぽろたん」や粒が大きい「国見」が収穫期で、13日は朝から従業員ら6人が作業。斜面を覆うように落ちたいがから、つややかな実を手際よく取り出し、約120kgを集めた。

那須栗園は2020年に閉園した旧高森栗園を、那須塩原市、元広告代理業水野智仁さん(32)が22年に引き継いだ。

就農3年目の今年は無農薬に挑戦し、チーズの生産過程で出るホエー(乳清)を肥料に用いた。「台風の影響も少なく十分な量の大粒の実を確保できそう」と安堵(あんど)していた。

収穫は9月末まで。クリはオンラインストアや県内の道の駅で販売するほか、都内のレストランなどに卸す。

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