5年ぶりロッキン 「聖地」に熱気再び 茨城・ひたちなか

茨城新聞
2024年9月15日

今年25周年を迎えた日本最大規模の野外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル(ロッキン)」が14日、5年ぶりに茨城県ひたちなか市で始まった。会場の国営ひたち海浜公園(同市馬渡)には、県内外から多くのファンが詰めかけ、目当てのアーティストに歓声や拍手を送って盛り上がるなど、「ロックの聖地」に熱気が戻った。

ロッキンは2019年まで20年続けて同公園で開かれてきたが、コロナ禍や県医師会の要請で20、21年は中止となり、感染対策の難しさなどを理由に22年から会場を千葉県千葉市に移した。総合プロデューサーの渋谷陽一さんは公式ホームページで「25、30周年の節目でひたちなか市開催を模索する」と明らかにしていた。

オープニングには人気バンド「東京スカパラダイスオーケストラ」が登場し9曲を披露。ドラムの茂木欣一さんとギターの加藤隆志さんは「ひたちなかでのロッキンは最高だと改めて感じた。ここは特別な場所。毎年ここでやりたい」と話した。

この日は「いきものがかり」「スーパーエイト」ら7組も登場。来場者は体を動かしてリズムを取ったり、拍手や歓声を送ったりして楽しんだ。

19年のロッキンに参加した茨城県常陸大宮市、会社員、菊池健二さん(47)は「5年ぶりに戻ってきてくれて感動。前と変わらずとても盛り上がれて楽しい」と笑顔を見せた。

開催期間は14、15、21~23日。エレファントカシマシや櫻坂46、サンボマスター、サザンオールスターズなど、5日間で計39組のアーティストが出演する。