写実から抽象まで力作36点展示 創元会茨城支部展、19日まで 茨城・水戸
茨城新聞
2025年2月17日
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美術団体「創元会」の第65回茨城支部展が茨城県水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館で開かれている。支部会員20人と一般1人の21人が、写実から抽象まで個性あふれる多様な36点を出品した。力作がそろい、同会理事の沼田久雪さんは「多くの人に見に来てほしい」と来場を呼びかける。同展は19日まで。
同会は1940年に創立。支部展は毎年1回開かれ、今回の展示作品は100号サイズが中心で、油彩やアクリル画の大作が並ぶ。その一部は、4月2日から東京・国立新美術館で始まる第84回創元展にも出品される。
同県境町の中村和美さんは支部展に初参加。出品作「予兆」はキャンバス全体に大胆にサルの顔を描いた。「欲を持って動く人間に『危機感を持ってほしい』と、動物の視点から見ている」とのメッセージを込めたという。