配色と光の美 結城 ステンドグラス展

茨城新聞
2015年10月1日

 結城市結城の結城蔵美館で、ステンドグラス工房「アトリエ華」を開設する長塚栄子さん(71)の作品展が開かれている。花や魚をかたどったランプから抽象的な作品まで27点が並び、着色ガラスを通して放たれる美しい光の彩りが来場者を幻想の世界へ誘っている。10月7日まで。
 長塚さんは教室通いや独学を重ね、1989年からステンドグラス制作を開始。現在は市内で教室を開き、制作技術と魅力を生徒に伝えている。
 作品のガラス素材はドイツ製を使用。「全体の美しさは色の組み合わせで決まる」と配色を重視し、華やかさにこだわる。完成に1年以上かかる作品もあるという。「それでもライトを付けた時の感動で苦労を忘れる」と長塚さん。「ガラスの配色と光が織りなす美を感じてもらいたい」と熱く語った。
 入場無料。午前9時半~午後6時(最終日同4時まで)。木曜休館。問い合わせは同館(電)0296(54)5123。

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