看板絵師・大下さん遺作展 映画スター肖像画50点 水戸、31日まで
茨城新聞
2020年10月24日
映画看板絵師として活躍し、7月に78歳で亡くなった水戸市の大下武夫さんの作品展が、同市宮町の水戸駅ビル・エクセル本館6階で開かれている。オードリー・ヘプバーンや石原裕次郎など往年の映画スターの肖像画約50点を展示している。入場無料。31日まで。
「スクリーンの仲間たち~大下武夫展」と題した展覧会は、大下さんが亡くなって初めての作品展。同館で開くのは2018年以来2回目。大下さんが生前、駅ビルでの開催を「いろんな人に見てもらえる」と喜んでいたことから、家族の意向もあり再び開いた。
大下さんは映画看板絵師として約60年間活躍。最盛期に市内に11館あった映画館の看板を手掛けた。時代が街の映画館からシネコンに、看板から主にポスターやデジタル宣材に移った後も、時間がある時に高倉健などのスターの肖像画を描き続けてきた。
会場には、肖像画のほか、「トラック野郎」の映画看板も展示。大下さんが亡くなった後に見つかった作品もある。高倉健の大型パネルなど作品入れ替えも予定している。
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