名所や思い、ボックスアートで表現 下根中が作品展 茨城・牛久シャトー
茨城新聞
2025年1月28日

茨城県牛久市立下根中の3年生が美術の授業で制作したボックスアートが、同市中央の牛久シャトーで展示されている。縦17センチ、横24センチの箱の中に地元の観光名所や自分の思い出などを組み合わせた。2月3日まで。
牛久シャトーを扱った作品は堂々とした本館の姿や開け放たれた窓、ワイングラスを表現している。ほかに夕焼け空を背景に浮かんだ牛久大仏のシルエットや、祭り会場で花火を見上げる二人組の背中など、独自の視点と工夫がうかがえる約200点が並ぶ。
展示しているのは神谷伝兵衛記念館とオエノンミュージアム。地域住民にも見てもらおうと、授業を担当する高橋香教諭の発案で会場を校外に設けた。高橋教諭は「生徒は楽しかった思い出や市内の誇れる場所から着想し、作品づくりにどう反映させるか真剣に考えながら構想を練った」と話した。