栃木県産パン用小麦「ゆめかおり」活用法探る 那須でフォーラム

下野新聞
2017年2月23日
参加者はゆめかおりを使用した14種類のパンやお菓子などの試食を楽しんだ

 【那須】県産パン用小麦「ゆめかおり」の特長を生かし、那須地域の生産者と製造販売事業者などが連携して特産品開発と地域活性化を目指す「那須”ゆめかおり”魅力創造フォーラム」が22日、寺子乙の町文化センターで初めて開かれた。町内5カ所の飲食店や施設のシェフらがゆめかおりを使ったオリジナルのパンやお菓子などを振る舞い、参加者は試食や意見交換などを行った。

 主催した県那須農業振興事務所などによると、ゆめかおりはパン加工の適性に優れ、2009年に県が普及拡大などを目指す品種として認定された小麦。16年産の生産面積と生産量は県全体で330ヘクタール950トン、那須地域は75ヘクタール193トンだった。

 同フォーラムにはゆめかおりに興味のある町民や農業、観光関係者ら約100人が参加。会場にはシェフらが作った食パンやベーグル、ラスク、すいとんなど計14品が並んだ。 

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