ソーセージ包み豪快に 地元食材たっぷりのまんぷくガレット 仏式茶寮カミノ(那須塩原)

下野新聞
2020年7月4日

 ずっしり重いソーセージに卵黄を絡め、ガレットに包んで豪快にぱくり。パリッとしたガレット生地の中はもちもちで、具材に負けじとそば粉の香りが口内に漂う。見た目からボリューミーな「地元食材たっぷりのまんぷくガレット」は一番の人気商品だ。

 地元の食材にこだわった。鹿沼産のそば粉を使用したガレットの上には、「那須御養卵」と那須町の精肉店「鶏春」が特別に作るピリ辛のソーセージやハム。さらに、チーズ、炒めた玉ネギ、キノコ、ジャガイモがのる。ガレットは11種類あり、スイーツもそろえる。店頭で販売するそば粉を使ったクッキーなども好評だ。

 店長の横田裕貴(よこたゆうき)さん(37)は昨年、10年以上勤めたホテルを退職して開店の準備を進めてきた。開店したのは、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が全国に発令された4月16日。逆境の中の船出だったが、「近所の方がテークアウトをよく利用してくれて、温かい応援をもらった」。

 店名は「道」をスペイン語で言い換えた「カミーノ」に由来する。「地域の方が気軽に交わるコミュニティースポットとして、愛される店にしたい」と横田さん。店の2階で民宿も営む。人を結ぶ新たな交差点として、これから地元のおいしさを提供し続ける。

 【メモ】地元食材たっぷりのまんぷくガレットは2035円▽那須塩原市青木182の62▽営業時間 午前11時~午後5時(テークアウト可、ペット連れはテラス席を用意)▽定休日 火曜▽(問)0287・74・2444

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