中太麺にたっぷり具材 五目あんかけ焼きそば

下野新聞
2020年6月10日

 「本場の中国の味を提供したい」と昨年11月に正式オープン、人気の店となっている。

 中国・黒竜江省出身で結婚のため2009年に来日した王金萍(おうきんへい)さん(42)が店主を務め、笑顔で迎えてくれる。店名「嘉蒂(かてい)」は「鹿沼に根付いて市民に喜びを届ける」という思いが込められているという。

 1番人気は、おしゃれな容器に盛られた「五目あんかけ焼きそば」(880円)。地元製麺所の中太麺を使い、揚げたパリパリのかた焼きのほか、もっちりとしたゆで焼き麺を選べる。エビ、キクラゲ、チンゲンサイなど10種以上の具だくさん、色鮮やかで食欲をそそる。熱くとろっとしたあんは、具材をより引き立てる。王さんは「野菜、海鮮がうま味を出している。ボリュームにもこだわっています」と話す。

 厨房(ちゅうぼう)で約100種のメニューをメインでこなすのは、同じく黒竜江省出身で47歳のベテラン男性調理人。新たに辛さを前面に出した「マーラーメン」(1080円)もメニューに加えた。「激辛」に挑戦する客も多い。オープン時から家庭の食卓用として多くのメニューのテークアウトにも取り組んでおり、現在は炒飯などの弁当も扱っている。

 【メモ】鹿沼市上野町230の5の103。午前11時半~午後2時半、午後5~10時半(新型コロナウイルスの影響で現在は8時)。水曜定休。(問)0289・78・4421。

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