和食の豊かさを堪能 四季彩御膳 日本料理なかや(那須烏山)
下野新聞
2022年4月29日
開店は2021年3月末。店主の中屋正悦(なかやまさよし)さん(65)は東京都出身で、おかみの妻みどりさん(47)の古里である那須烏山市内で念願の独立を果たした。中屋さんは日本橋の割烹(かっぽう)、天ぷら店、すし店など、あらゆる和食店で修行を重ね、「なかや」開店前は県庁15階にある「ダイニング十五家」の料理長を約15年、務めていたという。
昼は他に「創彩 ばらちらし御膳」「天ぷら和定食」など数種類、夜は懐石、一品料理と厳選した清酒類を取りそろえる。心掛けるのは徹底した衛生管理と、「少し崩すこと」。「四季彩御膳」も、ひじき、ふろふき大根などの小鉢を添え、本格派でありつつ親しみやすさを提供している。
生真面目さがにじむ店主と、しっかり者のおかみ。「居心地の良さと料理の感動。お客さまに、『今度は誰々を連れてくるね』と言っていただける店を目指したい」と声をそろえる。
■メモ 四季彩御膳(1日20食限定)、ばらちらし御膳(同10食限定)とも1650円▽那須烏山市上境1141の1▽営業時間 午前11時~午後3時、午後5~9時(各閉店1時間前ラストオーダー)▽定休日 月曜、第2火曜▽(問)0287・83・8202。