《釣り》季節で変わるバス釣り 霞ケ浦・北浦 5月は水面付近 下層から食らいつく 茨城

2月から3月後半の霞ケ浦、北浦でのバスフィッシングは、アラバマリグでの釣果が好調だった。5月に入り、水温の上昇にともないバスの活性も上昇。シーズン序盤のバス釣り事情をお送りする。
近頃のはやりは、傘のように枝分かれしたワイヤを備え、その先にワームを付ける仕掛け「バマスト」セッティング。基本的にはワームをフックで固定し、ワームの動きが魚を誘うルアーテクニックで、連日釣果が上がっていた。
足元で魚の群れを演出して見せると、バスはたまらずバイトしてくるというわけだ。ちなみにジグヘッドにベイトフィッシュライク(小魚様)なワームをセットし、ロッドアクションで揺らして左右にロールすることで、バスへの明滅効果ともなり、アピール効果が期待できる。
3月の後半から4月は、ストレートワームがかなり効果的と感じた。カバーネコリグ、ジグヘッドワッキー、ダウンショットリグなどさまざまなリグでの釣果が見られた。
特に流入河川周辺のポイントでは日中の水温が上がったタイミングでの反応が良く、ポイントを押さえておけば1日に複数匹の釣果を上げることも可能なほどだった。

昨年釣り上げたブラックバス、サイズは38センチ=霞ケ浦
ボラの稚魚の群れにバスが突っ込んでくる、ハクパターンでも釣れ始めてきた。約2.5インチのハクに近いワームにダウンショットリグをセット。水門や護岸際を中心に丁寧に探る。キャストする際は着水音をたてないようにするのがポイント。実を言えば、個人的には苦手な釣りなのだが、仕事柄そうも言っていられないのが実情。克服するためにただ今修行中だ。
4月の前半は特に産卵前のブラックバスが多かったが、後半になるにつれて、エリアによっては産卵行動を終えたブラックバスが見られた。
5月に入ると、水面や水面直下を狙うトップウオーターでの釣りが楽しめる。下層からバコーンと食らいついてくる感覚は、いつもながら興奮必至だ。
バス釣りは季節によって釣り方が異なる。釣り場の状況などを判断して、その日の当たりルアーやカラーを探り当てるのも醍醐味(だいごみ)の一つで、とても楽しいのだ。
男女問わず、大人から子どもまで楽しめるバス釣り。機会を捉えて、ぜひ挑戦してはどうだろうか。(キャスティング鹿島神栖店・篠塚愛望)