一番人気は王道「マルゲリータ」 こだわりの生地とトマトソース ヴィアナポリ(矢板)

下野新聞
2021年12月24日

焼き上がった生地の香ばしさに誘われ熱々のピザを口に運ぶと、トマトの爽やかな酸味が広がる。コクのあるモッツァレラチーズとほんのり苦いバジリコとのバランスは抜群で、どんどん食べ進めたくなる。

ナポリピザの王道である「マルゲリータ」は店の一番人気で、直径約30センチ。生地は専用の小麦粉と水、酵母、塩を使い、時間をかけて混ぜた後、成形し半日~1日発酵させて作る。

トマトソースは、イタリアから輸入したものを酸味とうま味のバランスを考え3種類以上ブレンド。チーズもナポリ近郊の町で作られたものを使用する。

専用のまき窯を使っての焼き上げがピザ職人の腕の見せ所で、代表の宇塚正憲(うつかまさのり)さん(43)は「一番神経を使う難しいところだが、だからこそ面白い」とほほ笑む。

ナポリピザ専門の店は、東京のイタリア料理店でピザ職人をしていた正憲さんが、妻知子(ともこ)さん(43)の実家がある矢板市に2007年にオープン。名前はイタリア語で「ナポリ通り」を意味する。

正憲さんは「ピザの味はもちろん、お店で過ごす時間そのものを楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

■メモ マルゲリータは1400円(テークアウトは1350円)▽矢板市中417の6▽営業時間 午前11時半~午後2時半、同5時半~8時▽定休日 月曜▽(問)0287・43・3122。

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