茂木に念願 ラーメン店 「全国一」2号店 開店前から50人が行列
下野新聞
2021年12月21日
茂木町が「町にラーメン屋を」と誘致した茨城県土浦市の有名ラーメン店「特級鶏蕎麦(とりそば) 龍介」の2号店「特級鶏蕎麦 龍介もてぎ」が20日、同町茂木に開店した。午前11時半の開店前には約50人が列をつくり、期待の高さをうかがわせた。
同町にはラーメン店がなく、町が補助制度を設けて町役場近くの空き店舗に出店者を募集。5社の中から「鶏白湯(ぱいたん)部門全国一」の称号を持つ有名店「龍介」を選んで誘致した。益子町の建設業者が設立した新会社がフランチャイズで運営する。
この日、午前9時半に一番乗りで並んだ茂木町木幡、会社員馬籠芳則(まごめよしのり)さん(41)は看板メニューの一つ「特級龍介つけ蕎麦」を味わった。「ゆずの香りがしてご当地感があり、自家製麺がおいしかった。つけ汁は濃厚だがさらっと飲めた。これから何度も来て皆に薦めたい」と満点を付けた。
ラーメン店誘致に奔走した滝田隆(たきたたかし)町商工観光課長(54)は「夢に見た行列を見届けて感無量。これを機にラーメン店を2店目、3店目と増やすなど、地域の商業を活性化したい」と思いを新たにしていた。
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