スープ泡立てまろやかに 泡とろラーメン 泡とろ齋藤(小山)

下野新聞
2022年8月6日

泡立ったスープは見た目のインパクト抜群だ。「泡とろラーメン」(800円)は店の一番人気。スープをハンドブレンダーでかき混ぜることで、まろやかさが生まれるという。

店主の斎藤龍介(さいとうりゅうすけ)さん(40)が群馬県内の豚骨ラーメン店で6年半修業し、さらに福岡や大阪など全国のラーメンを食べ歩いた末に完成させた一品。

スープにはうま味の強い豚の頭を使用し、約10時間強火で煮る。1度豚の頭を取り出し、丸鶏を足してさらに約10時間煮込む。口当たりの良い豚骨スープに鶏油を加えることであっさりとした舌触りになり、豚骨が苦手な女性でも最後までおいしく食べることができるという。

麺は、斎藤さんが厳選した東京の菅野製麺所の細麺を使用している。低加水麺でスープと良く絡み、歯切れの良い食感だ。

締めには「炙(あぶ)りチーズ丼」(250円)をスープに投入して、リゾット風にして食べるのが斎藤さんのお薦め。

店は昨年12月にオープンした。ラーメン店では珍しく、カウンターがない店内は居心地が良い。「女性にも豚骨ラーメンを気軽に食べてほしい。味はもちろん、見た目にもこだわりを尽くした」と自信をのぞかせる。

▼メモ 小山市田間693の39。午前11時~午後3時、午後5~9時(月曜は昼営業のみ)。不定休。(問)070・8933・3110。