和菓子の湯沢屋新装 日光門前町 1804年創業 来年2月にカフェも

下野新聞
2021年12月13日

 【日光】世界遺産「日光の社寺」門前町にある老舗和菓子店「湯沢屋」が10日、リニューアルオープンした。1804年創業、社寺周辺で長い歴史を持つ店の一つで、門前町の歩道整備に伴い、下鉢石(はついし)町にある旧店舗を建て替えた。

 新店舗は社寺をイメージした組木のデザイン。老舗らしさを意識し旧店舗の天井や柱の一部、看板などを活用している。

 湯沢屋は受け継がれてきた酒まんじゅうが特に有名で、市内外の多くの人に親しまれている。リニューアルオープンに合わせ、季節の和菓子も販売。来年2月には、隣接する蔵でカフェをオープンする予定だ。

 7代目の高村英幸(たかむらひでゆき)社長(58)は「工事中は酒まんじゅうを作ることができず心配したが、問題なく作ることができた。今日も多くのお客さまにおいでいただき、とてもありがたい」と話した。

地図を開く 近くのニュース