スマホでスタンプラリー 茂木町商工会 「うまいものまつり」代替 11月1カ月間アナログ版も

下野新聞
2021年10月28日

 【茂木】町商工会は、新型コロナウイルス感染防止のため中止を決めた今秋の「もてぎうまいものまつり」の代替イベントとして11月の1カ月間、スマートフォンで参加できる「もてぎうまいものまつり2021デジタルスタンプラリー」を開催する。1日限りのにぎわいづくりでなく、店に客足を戻す試み。

 飲食店や食品を販売する参加全40店で税込み500円以上の食事や買い物をするとスタンプ1個がもらえる。6店で6個集めた先着150人に2千円の共通商品券が贈られる。

 会計時に店が提示するQRコードをスマホで読み込むデジタル版のほか、参加店で配る台紙に専用の判を押すアナログ版も実施。総額10万円分の商品券が当たる抽選会もある。

 町から飲食店等支援に80万円の補助を得て、事業費100万円を充てる。同商工会が開いた参加店説明会で、手嶋崇夫(てじまたかお)会長は「新型コロナの新規感染は大分少なくなったが予断は許さない。コロナが収束してもお客が戻る保証もない」と危機感を訴え、各店の協力を呼び掛けた。