コーヒーパック発売 コウノトリ、谷中湖デザイン 栃木の小舘さん

下野新聞
2021年10月28日

 【栃木】渡良瀬遊水地などの地域活性化のため、万町でコーヒー店を営む小舘敦(こだてあつし)さん(44)がこのほど、市の依頼を受け遊水地にまつわるデザインのドリップコーヒーパックを製作した。

 遊水地は2012年にラムサール条約登録湿地となり、市渡良瀬遊水地課によると年間約38万人が訪れる。市はオリジナルデザインのコーヒーが市内各所で販売されることで、遊水地のPRなどが進むことを狙う。

 デザインは宇都宮市、イラストレーター芦刈将(あしかりまさし)さん(38)が担当。谷中湖とコウノトリの親子を描いた。

 芦刈さんは「親しみを持ってもらえるようポップなイラストにした」、小舘さんは「渡良瀬遊水地を含めた市内観光資源に興味を持ってもらうきっかけになってほしい」と話している。

 現在、小舘さんの店舗「悟理道珈琲(ごりどうコーヒー)工房」や、嘉右衛門(かうえもん)町の野菜販売所「おた福堂」で販売している。1パック250円。今後、同町伝建地区拠点施設のガイダンスセンターなどでも販売する予定。

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