《茨ぱん(ibapan)》うなぎパン エンゼル(茨城・龍ケ崎) 牛久沼名物にちなむ
茨城新聞
2022年8月14日
牛久沼の名物、ウナギにちなんで作られた「うなぎパン」(190円)が看板商品だ。ウナギの形をしたパンの中には、カスタードクリームが入り、上からチョコレートがたっぷりかけられている。店主の京島徳雄さん(56)は「SNS(交流サイト)に載せてもらったことがきっかけで、茨城県外からわざわざ買いに来てくれる人もいる」と話す。
京島さんは高校卒業後、龍ケ崎市から都内のレストランに通い、調理に携わっていたが、自宅近くにあったパン屋のおいしさに引かれて転職。そこが「エンゼル」だった。働きながら技術を身に付け、20年以上前に先代から店を託された。現在は京島さんと母親の2人で切り盛りする。
受け継いだ味を守ろうと、製法にはあえて手を加えないのがモットー。品ぞろえもあんパンやコロッケパンといった素朴で昔ながらのパンが多く並ぶ。
ほかにも「ベーコンエッグ」(220円)や「胚芽パン」(1斤270円)など、ラインアップは約50種類にも上る。1人で焼き上げるため、「パン屋は思っていたよりも大変」と苦笑するが、「どれも自信作。ぜひ足を運んで食べてもらいたい」と笑顔を見せた。
龍ケ崎市小通幸谷町553の39
定休は水曜
営業時間は午前7時半~午後8時
(電)0297(66)8890