《茨ぱん(ibapan)》パン・ド・ロデヴ パンヤ・クルート(水戸市) もっちり、外はパリッ

茨城新聞
2022年3月13日

和食でいう白米のように「日常食べてもらえるパン」に力を入れる「パンヤ・クルート」(水戸市)。特にこだわりを持つのが、塩と小麦粉、酵母で作るハード系のフランスパン「パン・ド・ロデヴ」(500円、半分250円)。水分が多いため、外はパリッと、中はもっちりした食感に仕上がる。

店を経営するのは、パン職人の大野聡太郎さん(49)。23歳で市内のパン屋に就職し、技術を身に付けた。31歳で独立、現在は米沢町でカフェ(現在はドリンクとイートインのみ)を併設する店舗を構えるほか、同市泉町に週に3日、出張所を開いている。

作り手として「シンプルさを追求する方が面白い」と大野さん。生地にできる大きな気泡が特徴の「パン・ド・ロデヴ」は、高温で膨らました後、温度を下げて中まで火を通す。材料の配合や水分量、焼き方まで、経験による「見極めが大切」という。バターやオリーブオイル、フレンチトースト、サンドイッチと、食べ方は幅広い。

店頭にはクロワッサン(200円)や、リンゴタルト(300円)を含め、食事パンから菓子パンまで30~40種類が並ぶ。「パン・ド・ロデヴ」は土曜日限定で販売している。

水戸市米沢町379の12
定休は火(月は不定休)
営業時間は午前10時~午後6時(土、日は5時)
(電)029(309)9115
泉町出張所は水木金の午後2~6時