東北の被災地に心を 高崎 福泉寺が限定御朱印
上毛新聞
2022年3月13日
東日本大震災の被災地や被災者に寄り添おうと群馬県高崎市鼻高町の福泉寺(橋本一順住職)は期間限定の御朱印を制作した。岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」と宮城県南三陸町の町鳥、イヌワシをデザイン。御朱印に同町の障害者授産施設で作られたしおりを添え「心を寄せることは今年以降、一層大切になる」と祈りを込めている。
御朱印にはそのほか、地蔵や「祈り念ず」といった文字をしたためる。しおりは同町ののぞみ福祉作業所が、牛乳パックなどを原料にした手製のすき紙で作った。
同寺では昨年、震災から10年の節目に祈りをささげようと一本松を描いた御朱印を制作。「思いを寄せる取り組みを続けたい」と今年も企画した。
初穂料は1000円。郵送も可能で受け付けは今月末まで。問い合わせは同寺(☎027-323-9614)へ。