《上州百選 樹木の息吹》ごつごつ 1000年の幹 貫前神社のスダジイ

上毛新聞
2018年9月18日

薄暗い境内にひっそりと立つスダジイの古木=写真。ごつごつとしたこぶで覆われた幹の周囲は優に4メートルを超える。
樹齢約千年と推定される貫前神社(富岡市一ノ宮)のスダジイは、長い年月を経て数本の幹枝が合わさり成長した。奇妙にうねった幹に木漏れ日が差すと、まるで古木に宿った神様の顔のように見える。
ブナ科シイ属の常緑高木で、秋に直径2センチほどのドングリの実をつける。1985年に富岡市の天然記念物に指定された。(石田貞之)

【撮影ポイント】ISO800、250分の1秒、絞り5。ストロボを左側から発光させて幹の陰影を強調した。

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