宵の湖上、浮かぶ白帆 茨城・霞ケ浦 ライトアップ操業

茨城新聞
2021年12月20日

茨城県かすみがうら市沖の霞ケ浦で19日、観光帆引き船のライトアップ操業が実施され、宵の湖面に白帆が浮かび上がった。

主催の同市観光協会によると、帆引き船のライトアップ操業は、日中の帆引き船とは異なる幻想的な雰囲気を楽しんでもらおうと、2010年から年に1度実施している。

午後4時ごろに帆引き船2隻が志戸崎漁港を出港し、14人の見学者を乗せた漁船が続いた。帆引き船は南寄りの風を受けて航行し、日没を迎えると、船内の投光器が点灯した。操業中には満月が昇り始め、月明かりの下、帆引き船が闇の湖上を進んだ。

漁船に乗り込んだ見学者らは、その優美な光景を写真に収めようと、一斉にシャッターを切っていた。

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