日光の6御宿場印 完成 鹿沼信金製作 市内3カ所で販売

下野新聞
2021年7月6日

 【日光】日光街道の終着点「日光」と宿場の「鉢石(はついし)宿」「今市宿」「大沢宿」、日光西街道の宿場「板橋宿」「文挟(ふばさみ)宿」の六つの御宿場印が完成し4日、市内3カ所で販売が始まった。これで日光街道の日本橋-日光間にある全30の御宿場印がそろった。

 日光街道の初宿「千住宿」がある東京都足立区の足立成和信用金庫が街道沿いの地域の信金、観光協会などと連携した「日光街道・日光西街道御宿場印プロジェクト」の一環。御宿場印を各地で製作、販売して周遊観光につなげ、新型コロナウイルス禍で打撃を受ける地域経済の活性化を図る。

 鹿沼相互信用金庫が鹿沼市内の3宿に続き、日光市内分を各200枚製作。同市観光協会へ寄贈した。御宿場印は各地域の象徴的なものをモチーフにデザインした。「日光」は日光東照宮の陽明門、「鉢石宿」は日光二荒山神社の神橋、「今市宿」は二宮金次郎、「大沢宿」は並木杉、「板橋宿」は薬師堂、「文挟宿」は獅子舞となっている。

 A6判、朱色と黒の2色刷り。1枚300円。市観光協会、同協会日光支部、文挟町の日光ろばたづけ製造本舗樋山昌一商店でそれぞれ販売。場所によって販売する御宿場印は異なる。同協会は「3密を避けながら周遊を楽しんでほしい」としている。(問)同協会0288・22・1525。

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