明治貴族の衣装お披露目 日本遺産の観光振興に 那須塩原
下野新聞
2021年7月6日
【那須塩原】日本遺産「明治貴族が描いた未来~那須野が原開拓浪漫譚~」の活用推進協議会は5日、青木の旧青木家那須別邸で、大礼服をはじめとする明治貴族の衣装をお披露目した。
2018年の日本遺産登録を記念し、同遺産を構成する4市町(那須塩原、大田原、矢板、那須)住民の関心を高めて観光振興につなげることを目的に衣装を製作。各市町の職員ら8人がモデルを務めた。
女性用礼服のローブ・モンタントを着た那須塩原市地域おこし協力隊の佐藤(さとう)もも子(こ)さん(35)は「着やすかったし、シルエットなど当時のトレンドが感じられて新鮮」と満足げ。勅任文官大礼服を着た同市文化財保護審議委員会の高根沢広之(たかねざわひろゆき)会長(63)は「『欧米列強に負けない』という政府の気概を感じた」と歴史に思いをはせた。
衣装は17日~8月9日に那須野が原博物館で展示した後、来年1月にかけて各市町で巡回展示する。
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