大田原市、那須与一の伝記マンガ作製

下野新聞
2015年9月25日

 【大田原】市は、市ゆかりの那須与一宗隆(なすのよいちむねたか)の伝記漫画「郷土の誉れ 那須与一」を作製した、27日に東京で開かれるイベントで来場者に配布するなど、市の知名度向上と誘客に活用する。津久井富雄(つくいとみお)市長は「日本の文化にまでなった漫画で、地域おこしの要の一つにしていきたい」と話している。24日の定例記者会見で津久井市長が明らかにした。

 与一は、源平合戦屋島の戦いで扇の的を射落とした逸話で知られる。市内には与一の墓などがあり、市は「与一の郷」をまちおこしの核としている。

 漫画では、屋島の戦いで、源義経(みなもとのよしつね)から与一が扇の的を射落とすよう命ぜられ、馬上で故郷の神々に祈り鏑矢(かぶらや)を放ち、見事射落とすまでを描いている。

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