壷や勾玉、5遺跡の出土品50点並ぶ 宇都宮・とびやま歴史体験館で展示

下野新聞
2016年6月10日

 【宇都宮】発掘調査が近年行われた上神主(かみこうぬし)・茂原官衙(もばらかんが)遺跡をはじめ五つの遺跡の出土品約50点などを紹介する「うつのみや新発見伝2016」が7月3日まで、竹下町のとびやま歴史体験館で開かれている。

 茂原町の上神主・茂原官衙遺跡のほか、インターパーク4丁目の中島笹塚遺跡、江曽島町のおしめ尽(じん)遺跡、東谷町の車塚古墳群、上戸祭町の北の前遺跡の出土品を展示。

 展示品の目玉は、上神主・茂原官衙遺跡の竪穴建物跡から出土した小型平底長頸壺(ちょうけいつぼ)(通称「壺G」)。8世紀末から9世紀初頭に多く生産され、遺構の年代を知る手掛かりになった。他の遺跡から出土した須恵器蓋、須恵器杯、石製模造品勾玉(まがたま)など約50点を飾ってある。

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