あやめまつり開幕 水・土・日に嫁入り舟 茨城・潮来

茨城新聞
2025年5月24日

約500種100万株のハナショウブが咲き誇る「水郷潮来あやめまつり大会」が23日、水郷潮来あやめ園(茨城県潮来市あやめ1丁目)で開幕した。同所で開かれた開会式には、まつりをPRするあやめ娘5人のほか、原浩道市長、額賀福志郎衆院議長ら約300人が出席し、県内外からの多くの観光客の来園を期待した。6月22日まで。

まつりは初夏の風物詩で今年で74回目。期間中の水曜午前11時、土曜は午前11時・午後2時・同7時半の計3回、日曜は午前11時・午後2時の計2回、ろ舟での「嫁入り舟」を運航する。このほか、新たな試みとして、水郷潮来あやめ園-水郷佐原あやめパーク(千葉県香取市扇島)を巡るシャトル船を土日に運航する。

大会長の原市長は「人の出足も良く、初日から多くの観光客がお見えになっている」と笑顔を見せた。あやめ娘の大学2年生、金子美優さん(19)は「観光客が自宅に帰っても『良かったね』と言われるような心のこもったおもてなしをしたい」と意気込んだ。花は咲き始めで、市は、6月1日から1週間程度が見頃と予想している。