入場者850万人突破、誘致活動実を結ぶ 足尾銅山観光施設
下野新聞
2016年8月4日
【日光】旧足尾銅山の坑内をめぐる足尾町通洞の市営施設「足尾銅山観光」の入場者数が3日、1980年4月のオープン以来、850万人に達した。2011年の東日本大震災の影響で、13年度は入場者数は過去最低の約11万5千人まで落ち込んだ。それ以降、震災前の水準に戻りつつあり、同施設は「本年度は年間14万人台に乗せたい」と目標を掲げている。
850万人目となったのは、静岡県裾野市、佐野尚志(さのたかし)さん(73)、加代子(かよこ)さん(68)夫妻ら家族5人。
この日は管理事務所前で記念セレモニーが行われ、湯沢光明(ゆざわみつあき)副市長や同施設の神山晋治(かみやましんじ)所長ら関係者が出席。佐野さん一家には湯沢副市長らから、記念品の銅製マグカップと花束が贈られた。尚志さんは「非常に驚いた。晴れがましいが、大変うれしいこと」と笑顔で話した。
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