本県の魅力 釣りで発信 大田原の管理釣り場 あすからイベント ブランドマス特別放流
【大田原】乙連沢(おとれざわ)の管理釣り場「アングラーズパーク キングフィッシャー」は26日、本県特産のヤシオマスなどブランドマスの釣りを期間限定で楽しむ「栃木の倅(せがれ)コラボイベント」を同所で始める。7月18日までの土日開催。水産業を親から継ぐ3人の「倅」が企画し、新型コロナウイルス禍で人気が高まる釣りを通して本県の魅力アップを狙う。
企画したのは、同釣り場を営む手塚史規(てづかふみのり)さん(27)、さくら市早乙女、荒川養殖漁業生産組合の職員塩野尚史(しおのひさし)さん(35)、日光市足尾町、神山水産の社員神山勇人(かみやまゆうと)さん(26)の3人。それぞれ親の仕事を継ぐ倅(せがれ)だ。
手塚さんは、漁業や農業の後継者不足を心配しており、「ヤシオマスなどの釣りで本県の魅力を伝え、後継者が頑張る姿で県内を盛り上げたい」とイベントを初めて企画。塩野さんと神山さんの協力を得た。
同釣り場は通常、ニジマスやイワナを放流している。イベントでは特別に、同組合が生産するヤシオマス8匹、同水産が開発したニジマス「いただきマス」100匹を、開催日の午前9時と午後1時に放流する。
ヤシオマスは県が品種改良したニジマスで体重約1・5キロ、体長50センチ前後。いただきマスは体重300グラム、体長40センチ前後。どちらも引きが強く、駆け引きが楽しめる人気の魚だという。
釣った魚の一部は持ち帰り可能。1日券は大人4500円、中学生3500円、小学生2200円。各日午前7時~午後9時。27日と7月11日は大会開催のため一般入場はできない。(問)同釣り場0287・23・1253。
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