クリケット 本場気分で 佐野に日本協会 新事務所、来月オープン 英国流軽食、デッキ観戦も
【佐野】日本クリケット協会が栃本町の市国際クリケット場に整備していた新事務所が完成し、来月26日にオープニングセレモニーが行われる。紅茶やスコーンなどの英国流軽食を提供するティールームを設け、ウッドデッキでは飲食しながら試合観戦を楽しめる。宮地直樹(みやじなおき)事務局長は「クリケットだけでなく、さまざまな目的でここに来る人たちが交流し、つながる場になれば」と話している。
事務所はグラウンドの北側の敷地を市から借りて設け、広さは約30平方メートル。クリケット場が開発行為が制限される市街化調整区域にあるため、トレーラーハウスを活用した。
事務所内はしっくいが塗られ、紅茶などを提供するキッチンや利用者がくつろぐソファも備えられた。軽食メニューは当面、市内のパン店と連携しスコーンやマフィンなどを予定。スタッフは「徐々に、クリケットの本場である英国らしいメニューを増やしていければ」としている。
グラウンドを一望できるウッドデッキは約60平方メートルで、佐野商工会議所の支援を受け設置したという。
同協会が市内に本部を置いたのは2010年。昨年秋まで金屋仲町に事務所があったが、市道拡幅のため移転を余儀なくされた。
新事務所を設置したクリケット場は旧田沼高跡地に18年オープン。最近は運動会やウオーキングなど、クリケット以外の利用も進んでいる。
来月26日のセレモニーには県や市の関係者のほか英国大使も訪れ、同協会の新たなスタートを祝う予定だ。
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