市固有のサクラ「日立紅寒桜」が開花 見頃は2月下旬から3月上旬

茨城新聞
2021年1月20日

日立市固有のサクラ「日立紅寒桜」が市内で開花し始めた。極早咲きでぽつりぽつりと咲いていき、見頃は2月下旬から3月上旬。同市宮田町5丁目のかみね公園頂上駐車場ロータリーでは、4、5輪が淡い紅色の小さな花を開いている。訪れた市民は「咲いているね」などとつぶやいていた。

公園内の日立市・十王町合併広場にも24本があり、一部が開花。市さくら課によると、同公園で13日に開花を確認し、時期は「ほぼ平年並み」としている。同公園のほか、日高交流センターや多賀市民プラザ、JR日立駅前などに約280本が植えられている。

日立紅寒桜は、1960年代後半、JR小木津駅前に植えられたサクラが1月中旬に咲き始めたことから、住民が独自に研究しながら保存に取り組み、2006年に農林水産省から新品種として登録認定された。

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