記録と記憶に華やぎ添える 水戸

茨城新聞
2020年3月28日

庁舎とともに育ったサクラが今年も県都の春を彩る。水戸市笠原町の県庁周辺でソメイヨシノやシダレザクラが絶頂を迎えている。1999年、同市三の丸からの移転開庁に合わせ、周辺に約350本が植えられた。当時の幼木は見事に成長し、今や水戸を代表するサクラの名所の一つになっている。

「ここのサクラで家族の思い出を残したい」。ひたちなか市佐和、石原民雄さん(71)は幼稚園に入園する孫の記念写真を撮りに家族5人で訪れた。サクラは人々の記録と記憶に華やぎを添える。

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