ツツジ庭園3年ぶり開園 茨城・常陸太田 根本さん「心癒やして」
茨城新聞
2022年4月30日
茨城県常陸太田市西河内下町のツツジ庭園「一休園」(根本照夫園主)で各種のツツジが咲き始めた。コロナ禍の影響で2年間休園していたが、開園の問い合わせが多いため、感染症対策を取り、来園者が密にならないように呼びかけることで開園を決めた。
同園は根本さんが40年ほど前に趣味で始め、定年退職後に自宅裏山の約3300平方メートルを切り開いて造った。園内には白い花を付ける珍しいヤマツツジや、キリシマツツジ、クルメツツジなど60種類以上の千本を超えるツツジを配置。遊歩道や手すり、展望台などを整備している。コロナ禍以前は県内外から多くの人が見学に訪れ、地域の名所になっている。
ツツジは見頃を迎え、5月中旬まで楽しめそう。根本さんは「咲かせた花の色合いが何ともいえない魅力で、若い時は仕事の励みにもなった。来場者には感染症対策に協力してもらい、コロナ禍で疲れた心を少しでも癒やしてもらえれば」と話す。