正月飾りのマツ・センリョウ 生産者ら普及祈願 神栖

茨城新聞
2017年12月2日

ともに生産量日本一を誇る神栖市のマツとセンリョウの出荷へ向けた「新春寿(ことほ)ぐ頒布始め祭」が1日、同市太田のJAしおさい波崎営農経済センターで行われた。生産者らは、正月飾りのマツとセンリョウの出荷作業の安全や普及などを祈った。

マツは神の宿る木といわれ、希望や長寿を意味し、赤い実をつけるセンリョウは「千両」の名の通り、富と繁栄を表わす縁起木とされる。

JAしおさい波崎千両部会の前年度の出荷量は、マツが約127万本、センリョウが約139万本。全国各地の市場に出荷される。

JAしおさいの安藤昌義代表理事組合長は「マツとセンリョウは日本伝統の正月飾りで縁起物。多くの家庭に飾っていただき、良い年を迎えてほしい」と話した。(関口沙弥加)

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