神栖 マツ、センリョウ普及願う 出荷へ向け生産者ら 

茨城新聞
2016年12月2日

ともに生産量日本一を誇る神栖市のマツとセンリョウの出荷へ向けた「新春寿(ことほ)ぐ頒布始め祭」が1日、同市太田のJAしおさい波崎営農経済センターで行われた。生産者らは、正月飾りのマツとセンリョウの出荷作業の安全や幅広い普及などを祈った。

マツは神の宿る木といわれ、希望や長寿を意味し、赤い実のセンリョウは「千両」の名の通り、富と繁栄を表わす縁起木とされる。JAしおさい波崎千両部会の前年度の出荷量は、マツが約141万本、センリョウが約140万本。全国各地の市に出荷される。

同祭は産地と消費活動PRの一環として昨年に続いての実施。JAしおさいの安藤昌義代表理事組合長は「マツとセンリョウは日本伝統の正月飾り。多くの家で飾っていただき、各家庭の繁栄を願いたい」と話した。

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