最高級食材“至福”の味 鹿沼和牛焼肉弁当・極 鹿沼まちの駅弁 もうもう亭 鹿沼

下野新聞
2021年1月17日

 口の中にうま味が充満する。最上級品の味、まさに至福の時をかみしめる、と言ったら言い過ぎか。

 まちの駅 新・鹿沼宿の新たな目玉、鹿沼和牛を広く知ってもらおうと2018年4月、同施設の芝生広場近くに屋台スタイルの直売所としてオープンした。

 一押しは「鹿沼和牛焼肉弁当・極(きわみ)」(1512円)。市内の焼き肉店「もうもう亭」が東京・芝浦の食肉市場で1頭買いし、鹿沼に買い戻す形で提供する。

 極の肉はA5ランクで、脂肪交雑の評価基準(マーブリング)で最良の12という。サシ(霜降り)が素晴らしく「肉の芸術品」だ。もうもう亭の斎藤友男(さいとうともお)社長(60)は「これ以上のものはない。賞取りの牛で赤字覚悟」と胸を張る。

 弁当の肉は主にサーロイン150グラム。鹿沼ブランド米のさつきの舞、コンニャク、ニラと地元産にこだわる。斎藤さんの長男で直売所代表の一裕(かずひろ)さん(37)は「鹿沼はおいしいものがそろっている。使わない手はない」と言い切る。リピーターの多さもうなずける。

 【メモ】鹿沼市仲町1604の1。午前10時~午後3時。原則無休(売り切れ次第終了)。(問)090・2915・1129。

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