“特産”絡み、歯応え抜群 にらそば 宮入そば(鹿沼)

下野新聞
2020年7月17日

 鹿沼市街地を抜け、深程(ふかほど)の山裾に差しかかった自然豊かな場所に「宮入(みやいり)そば」はある。1980年から続く店の2代目店主松本孝義(まつもとたかよし)さん(55)は「地産地消でおいしくて、量を食べられて、満足できる店を作りたい」と話す。

 1番人気は「にらそば」(750円)。並盛りでも十分なボリュームがある盛りそばの上に、鹿沼市特産の新鮮なニラがたっぷり。

 軽くゆでたシャキシャキのニラが、こしのあるそばと絡み合う。歯応え抜群だ。ニラは毎朝市内の契約農家から配達される。「新鮮さにこだわっている」と松本さん。

 そば粉に使用している「常陸秋そば」と「キタワセ」は、自家栽培と仕入れで賄う。自家栽培することでコストを抑え、その分、ボリュームでお客に還元しているという。

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