《茨ぱん(ibapan)》おにぎりパン、米粉で食感もちもち 薗部商店(茨城町) 

茨城新聞
2020年11月4日

「薗部商店」はカフェを併設する米粉パン専門店。「米粉のパンは食感がもちもちしている」と店主の薗部隆紀さん。米粉だけでは膨らみが悪いため、小麦粉に含まれるタンパク質の1種グルテンを少し配合する。そのため、小麦アレルギーには対応していない。約30種類のパンの中で、三角でのりを付けた「おにぎりパン」は「同じ米を使っている」という発想から生まれた。中の具は「チーズめんたいこ」「ツナマヨ」など3種類。ゆで卵をつぶしてマヨネーズであえた卵サラダを挟んだ「タマゴサンドパン」は食べ応え十分。クロワッサンやデニッシュパンも手掛ける。

薗部さんは高校卒業後、警備会社に勤めていたが、29歳で専門学校に通い、調理師の資格を取得。レストランや病院などで調理師として働いた。健康志向から小麦粉を摂取しない食生活をしたのがきっかけで、宮城県の米農家が営む米粉パン店で研修を受け、2017年に店を開いた。

実家の閉店していた食料品や日用品を扱う店をパン店に衣替え。店名は引き継いだ。レトロな外観や小上がりはその名残。カフェメニューの、グルテンを配合していない米粉の生地のクレープも好評だ。

茨城町木部833
定休は月曜・火曜・金曜
営業時間は午前9時~午後5時
(電)029(292)7598

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