特別開放の絶景堪能 日光 黒部ダムで見学ツアー
下野新聞
2019年5月27日
【日光】土木学会選奨土木遺産に認定されている日蔭(ひかげ)の「鬼怒川発電所 黒部ダム」(堤高約29メートル、堤頂長150メートル)の天端上通路などを巡る「特別開放!元祖黒部ダムツアー」が25日、同所で開かれた。県外在住のダム愛好家が、普段立ち入りできない場所から景色などを楽しんだ。
栗山地域を拠点とする旅行会社「Kuriyama Go Travel」が主催。天端上通路と左岸側点検用通路はツアーのために特別開放された。
ガイドを務めたのは、東京電力の広報担当長嶋貴光(ながしまたかみつ)さん(54)。「コンクリート重力式のタイプでアーチになっているダムは珍しい」などと黒部ダムの特徴を説明した。参加者は天端上通路からダムを見下ろし、写真撮影するなどして楽しんだ。
埼玉県川口市安行吉岡、会社員山田英明(やまだひであき)さん(50)は「天気が良く景色もきれいで、水圧鉄管も迫力があった」。東京都練馬区関町北4丁目、会社員竹中光(たけなかひかる)さん(57)は「通常は撮れない角度から写真が撮れてうれしい」と満足した表情だった。
ツアーは6月15、16の両日にも開催される。(問)同旅行会社070・4380・5917。