湖底から山里の面影 日光・五十里ダム、工事で水抜き
下野新聞
2017年11月7日
日光市川治温泉の五十里ダムでは、改修工事に伴い17年ぶりの抜水が行われている。この影響で、五十里湖底などの大部分が露呈。珍しい景色が広がっている。
ダム管理支所によると、ダムは建設から約60年がたち老朽化。今回の工事では、五十里湖の水質に応じて取水位置を上下できる「選択取水設備」も新設する。
ダムの水位が通常より30メートルほど低くなった6日、旧会津西街道とみられる跡など、水没前の地域の様子もわずかに確認できた。
鈴木喜明(すずきよしあき)支所長(57)は「今は紅葉も良い時季で、ダム周辺の変わった様子に驚く人が多い」と話していた。工事は10月から行われており、来年2月末まで続く。
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