ASEAN大使ら奥日光満喫 誘客へ日光市などが招待

下野新聞
2016年10月19日

 インバウンド(外国人誘客)のため、日光市などが招待した東南アジア諸国連合(ASEAN)6カ国の駐日大使ら10人が18日、奥日光を訪問した。同市中宮祠の中禅寺湖畔などで日光の紅葉や歴史を堪能した。

 晴天に恵まれたこの日、一行は最初に英国、イタリア両大使館別荘記念公園を訪問。案内した中宮祠自治会の小島喜美男(こじまきみお)会長(67)が「(英国大使館別荘を創建した)アーネスト・サトウは麓から歩いて別荘へ来た。冬にも訪れるほど日光への熱い思いがあった」などと秘話を披露した。

 その後、同湖畔と半月山駐車場で赤や黄に染まった紅葉を満喫。東南アジアの大使らは「母国は緑ばかりなので」と感じ入り、盛んにカメラのシャッターを切っていた。足尾方面の山も見学して旧足尾銅山の公害と環境問題を学んだほか、華厳の滝では瀑布(ばくふ)の迫力に見入った。

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