絶景の放水  松田川ダム一般公開 足利

下野新聞
2017年7月28日

 県は27日、足利市松田町の「松田川ダム」を無料で一般公開した。国土交通省と林野庁が主催する「森と湖に親しむ旬間」(7月21~31日)の一環で、29日まで県が管理するダム計七つの一般公開を行っている。

 県県土整備部によると、梅雨時の小雨などの影響で県内のダムの貯水率は平年より低くなっており、現在渡良瀬川と鬼怒川からの農業用水などを対象に10%の取水制限が実施されている。

 松田川ダムの貯水率は92%(27日現在)で平年より低いが、水不足などの心配は少ないという。

 見学会参加者はダム内部の作業通路や放水量を調節する「バルブ操作室」などを見てダムの構造を学んだ。

 夫婦で参加した足利市田中町、会社員大和恒夫(やまとつねお)さん(68)は「下から見上げたダムの放水は迫力があった」と話していた。

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