水陸両用バス同時運行 12日から 湯西川ダム・川治ダム 水しぶき豪快湖面巡る 

下野新聞
2019年4月8日

 【日光】ダムが人気を集める中、水陸両用バスを使った湯西川ダムの「ダックツアー」が今期は、川治ダムでも行われる。2カ所のダムで実施するのは初めて。川治ダムの施設見学では地上60メートル、幅1メートルのダムの壁沿いの通路を歩く「キャットウォーク」を楽しめ、人気を集めそうだ。運行は12日~12月1日。

 ダックツアーは湯西川ダムの建設の際、観光振興を目的に導入された。当初は湯西川ダムが工事中だったため、川治ダムで2006年の試験運行を経て翌年からスタート。13年7月から、湯西川ダムで実施されている。

 ダックツアーは水陸両用バスでダム湖を巡るほか、ダム施設も見学する。川治ダムは観光客から人気の高いキャットウォークが体験できることなどから、再び実施することが決まった。水陸両用バスを2台に増やして対応する。

 運行するNPO法人日本水陸両用車協会は「キャットウォークなど普段は入れないダムの施設と、水陸両用バスで陸から水に入る迫力あるスプラッシュ・インを楽しんでほしい」としている。

 川治ダムコースは道の駅「湯西川」発着、所要時間約80分、大人3300円。湯西川ダムコースは観光センター「湯西川水の郷」発着、所要時間約95分、大人3千円。

(問)湯西川ダックツアー0288・78・0345。