スパイシーな真っ黒麺 黒オムソバ 御食事処 うえ乃家(上三川)

下野新聞
2021年12月22日

 卵焼きからのぞく真っ黒な麺に、思わず目を丸くしてしまう。インパクト抜群な「黒オムソバ」(860円)は、上三川町民有志がまちおこしのために開発した「かみのかわ黒チャーハン」の派生メニュー。取り扱い1号店の「うえ乃家」が、チャーハンと同じ特製ソースをたっぷり使い、昨年商品化した。

 スパイシーな香りが食欲をそそる。一口頬張ると、こしょうの辛味を感じるが、後味はほんのり甘い。双子の弟と調理を担当する上野貴宏(うえのたかひろ)さん(48)は「しょっぱそうと言われるけど、皆さんペロリと食べていきます」と話す。

 特徴は、具材に同店人気の唐揚げが入っていること。揚げたてを一口大に刻み、麺と炒めている。ソースが絡んで真っ黒だが、ニンニクが効いた濃いめの味付けが後を引き、たくさん入っているのがうれしい。

 卵焼きや千切りキャベツを混ぜると、まろやかな味わいに。子どもから大人まで、はまること間違いなし。

 店は1998年オープン。前身の弁当店時代から変わらない味付けの唐揚げや、しょうが焼きなど、「盛り盛り系」の定食メニューがそろう。テークアウトも可能。

 ■メモ 上三川町上三川4388の5。午前11時~午後2時、同5~9時。水曜定休(臨時休業あり)。(問)0285・56・8509。

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